養母の凄い人生
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姉の初出勤
姉は高校を卒業して就職をしました。初めてのお勤めで姉より母のほうが興奮しており身だしなみや化粧などに手を出して直したりして「もういいから」と姉にうっとうしく思われる始末です。そして家を出てほんの5,6歩あるいたのも束の間で何かにつまずいて膝をついて転んでしまったのです。見送っていた母と私はハッとして冷や汗の出る思いでした。社会人らしい服装やハンドバッグ、靴すべて母が無理をして買い揃えたものでした。その頃はナイロンの靴下は高級品だったのですが今のように丈夫ではなくて履く時は荒れた手でナイロン糸を引っ掛けない為に薄い手袋などをして履くのが一般的でした、ですから舗装もしていない地面と接触したのですからひとたまりもありません、姉の膝小僧には血がにじみ、始めてはいたナイロンのストッキングは見るも無残にズタズタに引き裂かれスカートには泥が付いた姿を見て私は何となく嫌な予感がしてそれは前途多難というか、もちろん姉のことは可哀想だと思っていました。そして時間がないと言って泣きそうな顔で姉は家を後にしました。母は「本当にお姉ちゃんは落ち着きがないから困るんだよネ、またストッキング買わなきゃ、先生が言った通り金食い虫だよ、あの子は」と言うのです。それは姉の幼かった頃は身体が弱く病院に行くと医者が「オッ、金食い虫がまた来たナ」と言うほどよく病院通いをしたそうです。そんな事を聞いても分かるようにちょっとしたことでも病院へ連れて行くような猫可愛がりに育てた様子が分かります。
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