忍者ブログ

養母の凄い人生

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

初めてのクラスメート
小学5年生になったとき担任が若い女の先生に変わりました。教室のムードが前年度よりはるかに明るくなりました。いつもいじめられてばかりいた私にもかばってくれるクラスメートが出来ました。一人は女子のクラス委員長で幸子さん、いじめっ子たちの前に仁王立ちになって「やめなさい!」と一喝してくれて、もう一人は家の裏に住んでいた小森君でこの子は身体が弱かったために3年遅れで小学校に入学したと母は言っていましたが大人で頭のよい子でした。無言のまま悪ガキどもを殴り倒してその場を立ち去って行く、今風のアニメのヒーローのような人でした。そして私の淡い初恋の人でもあります。学校が少しずつ楽しくなってきた年のお正月に先生がご自宅にクラスの生徒を招待してくださいました。前の夜は嬉しくてなにを着ていこうかと考えたり母は手土産を何にしようと言ったり新学期以降、私の性格が明るくなり自分にも心を開いてくれる私を前にも増していとおしく思っているようでした。
ある日のことです、母が少女雑誌に掲載されている短編小説を読みながら泣いているので「そんなに悲しい小説なの?」と聞くと自分と同じ心情が書かれているので感動しているとのこと、それはフランスの落ちぶれた貴族母子の物語でした。すっかり貧乏になってしまった母子に世間の冷たい視線が向けられるのですが母親が毅然と生き抜く様が描かれていて子供たちに「家には財産も宝石も無いけれどそれらよりも素晴らしい宝がある、それは貴方たちですよ」と言い聞かせる場面に自分を重ね合わせて感動したと言う、その時は軽い気持ちで「ふーん」と聞き流していたのですが自分が親になって子育ての大変さを知り、他人が産んだ私たちをこんなにも大切に思いながら育ててくれた母に何と感謝してよいのか自分の反抗期を思い出してただただ申し訳なく思う私です。
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 管理人のみ閲覧
 
Copyright ©  -- 告白 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by 妙の宴 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]