養母の凄い人生
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ご先祖に誓って
高2の学校祭が終わった秋のことでした。家に帰ると母が「男の人から手紙が来ているよ。仏壇に上げてあるから心にやましい事が無かったらおばぁちゃんに誓ってから読みなさい」と言うのです、差出人を見ると市内の男子校の学校祭で案内をしてくれた男の子でした。母に事情を話して中身を読んでいるうちに心臓がドキドキしてきました、そんな私の様子を不審に思った母が手紙を見せなさいと言ったので手渡すとそれを少し読んで顔色を変えて怒りだしました。正直いってその内容には当の私もびっくりで学校祭で会ったのが初対面にもかかわらず、「お前」とか「一目惚れした」「俺の女になって」などと言う言葉が羅列されているのです。当然のことながらひどく叱られそれからの文通はもちろんのこと彼に会うことは禁止されました。今考えると娘に来た始めてのラブレターに母の嬉しさや不安の表れが仏壇にお供えしてご先祖様に無事、年頃になった事を報告したのでしょう。きっと仏壇を気にしながら私の帰宅を今か今かと待ちわびていたことでしょう。
PR
COMMENT